かの悪名高き「議員の出張視察」報告で〜す
      
 
 視察に関する私の考え方
           (読むのが面倒な方は視察先一覧へ
 
−議員視察の実状−
 
   さてさて、マスコミを騒がすことの多い議員の出張視察のページです。やれ視察先の旅館で芸者を上げて大宴会をしたとか、観光旅行スポット巡りをしたとか、挙げ句の果ては「彼女同伴」で「視察」に出かけた等々。最近のニュースでも視察先のホテルからバスタオルや浴衣を持ち帰って(セコ〜っ!)辞職させられた町議がいたとか・・・。そんなことで辞職しなければならなくなった町議も哀しいですが、そんな町議を選挙で選んだ町民はもっと悲しいですね。まあ、このようにとかく話題に上る議員視察ですが、東大阪市の場合、常任委員会の視察が年1回、特別委員会の視察が年1回、その他個人視察や会派視察が随時行われています。それぞれ公務として予算が付いています。
 私は議員の視察すべてが悪だとは思っていません。市政の諸課題を考えるとき、参考になるような類似都市の資料を集める中で、どうしても現地を見聞してみたい、また現地の担当者と直接に話してみたいということは当然起こってくることですし、実費でいかなくてはならないとなれば、お金持ちの議員と私らのような貧乏議員との間に情報の格差が生まれます。しかし、やはり公金を使うわけですから、出発前にきちんと問題意識を明確にしてどこを視察するかを決めて行くべきだと思います。「とりあえず行けば何らか得るものがあるだろう」では、市民の税金を使わせていただく立場として申し訳ありません。私の場合、@まず課題を明確にし視察テーマを決めるAもっともテーマに合致した視察先を探すB視察先の資料を収集し、あらかじめ質問点について問い合わせるC視察後はきちんと報告書を提出する。というルールを自分に課しています。3番目の資料収集や、問い合わせの中で行かなくても良くなったり、行く値打ちがなくなったりして取りやめにするケースもあり、この5年間で会派視察、個人視察を合わせて5回出かけました。多くは一泊の視察になりますので、メインの視察以外にも近隣市を回ったりすることもあり、視察項目としては出張回数の約2〜3倍ほどになります。大まかな旅程を説明しますと・・・。行く先の遠近にもよりますが、だいたい8時頃に大阪を出発。昼前後に訪問市に到着し、1時頃から4時ぐらいまで施設の見学や担当者の説明を聞きます。その後宿舎に5時前後に入ります。翌朝は移動して近隣市に10時前後に入り午前中視察をして午後2時頃に帰路につきます。大阪到着は6時前後です。
 このページでは私の視察報告書を公開していますが、本当に市政に役立つ視察にするため、みなさんもお住まいの街で議員の視察報告書の情報公開を求められたらいかがでしょうか。


−視察先でのアフターファイブの過ごし方−

 そもそも、議員には普段から議会以外に拘束時間はありませんが、当初は視察先での5時以降の時間の使い方で少し悩みました。公金で移動していると言っても5時以降は大阪にいるように自由な時間を過ごせば良いと私は思っています。訪問先の名物料理を探したりちょっと一杯飲める店を求めて(もちろん実費で)夜の繁華街を歩くのは別に問題はないと思うのですがいろんなご意見聞かせて下さい。もっともいずれにしても、「旅の恥はかきすて」はやっぱりダメでしょう。

−「海外視察はやっぱりイヤ」な理由−


  東大阪市議会では全議員が1期4年の間に一度は海外視察するように予算が組まれていますが、私は次の理由から断り続けています。
@私の視察原則である前項の4段階の手続きが踏まれない。
 視察先は大手旅行社が、まるで旅行パンフレットのような資料を作成しその中からコースを選択するパック視察になっていること。見たいものだけ見て3泊4日くらいの日程にしたくても余分なものがついて一週間ほどの旅程になってしまっている。
Aそのために、旅費が高い!
 パンフレットで見た「ヨーロッパ一週間行程」では80万前後の費用になっている!本当にそんな費用がいるのか疑問。現に4年前に個人の調査研究費で「北京の大気汚染と交通事情・保育行政視察」をテーマに3泊4日で中国に行きましたが、その時の費用は6万円強でした。その程度の費用で十分に目的にかなうのではないかとの思いがあります。
B視察先が偏っている。
  「パック視察」の行き先の8割以上が欧米に偏っているのも行かない理由の一つです。アジアが非常に少ない。欧米の情報はテレビやインターネットなどでかなり詳細に分かりますので、本当は情報の少ない東南アジアを中心に勉強したいテーマがあるのですが、そうした「コース」が皆無に近いのが実状です。
  こうした理由で、私は海外視察にこれからも行かないと思いますが、人によれば視察の成果を上げられている議員もあるようですので一概に否定はしません。ただ、改善の余地はかなり多くあると思っています。